お知らせ 11月17日(土)模擬国連へ参加した報告をします

2007年から始まった全日本高校模擬国連大会。会場は東京渋谷の国際連合大学本部です。本年度の議題は「武器移出」を規制する決議案を国連総会で可決することを目指します。全国大会出場権を得るために、7月に発表された「水の未来」についての課題4題と、意見対立が生じた際にどのように対応すべきか」を述べる英語による論文課題を課せられ、全国約230チームの中から選ばれました。上田高校英語班は1年生男子2名によるチームが見事に全国出場権を獲得しました。
上田高校チームはオーストラリア代表の立場を指名され、オーストラリアの国益に沿った提案をし、支援国を増やし、決議案提出を果たし、決議案可決を得るまでの交渉と妥協、逆提案を重ねました。交渉項目の中心が①武器移出の透明性をどう確保するか。(どこにどれだけの武器があって、だれが、いつ、どこに、どれだけの武器を販売購入するかを可視化するための方法をどうするか)②非国家団体をどのように武器移出の規制対象として取り込んでいくか。(どの集団が非国家団体であるか、テロ集団であるか、その武器規制をどう確立するか)の2点で、この具体的内容をどうするかでせめぎ合いをしました。オーストラリアは立場として、ニュージーランドやメキシコと共通点が多いため、当初よりニュージーランドと共闘しました。結果としてニュージーランドを担当した桐蔭学園中等教育学校が最優秀賞を獲得し、世界大会への出場権を得ましたが、桐蔭学園の緻密な準備と交渉術を目の当たりにして、上田高校チームは得難い学習ができました。最終的には、オーストラリアが支持国となった決議案が可決され、目的を果たしました。大会終了後、本校の2人は「事前準備が圧倒的に不足した。武器移出に対する各国の状況を知るとともに、現状の条約、機構などがどのように機能しているのかの検証が必要だった」という感想を持ちました。
国益にかなう交渉術は高校の日常学習ではまず学べません。最終的な決議案は英語で書かれます。英語での交渉力は今後の国際社会でとても大事になってきます。日本の人々はとりわけこの交渉力の養成が必要となります。その意味で、SGHで取り組んでいる活動や今回のような模擬国連の活動をもっと幅広く取り入れ充実させて行くべきであると実感しました。

国連大学本部をバックに 初日朝

開会式直前の2人

参加者全体写真(右半分)

自国の主張を説明し、支持を得るための交渉。桐蔭学園(ニュージーランド代表)とともに説明。

国連大学5階にあるエリザベス・ローズ議場での大会後の上田高校チーム

閉式後の記念写真